トーノZEROのアニメ感想です。
今日のポケモンDPの感想。
サブタイトル §
「決戦!ヒカリ対ハルカ!!」
あらすじ §
ミクリカップ、セミファイナルのヒカリ対カイトはヒカリが僅差で勝利します。
もう1つのセミファイナルは、ノゾミ対ハルカで、これも僅差でハルカが勝利します。
ファイナルはヒカリとハルカが対戦し、僅差でヒカリが勝利します。
ヒカリはミクリに素晴らしいコーディネーターだと称えられ、アクアリボンをゲットします。
ハルカは一同と別れ、船に乗って去っていきます。
感想 §
勝っても負けても気持ちの良い女の戦いですね。
しかも、本来なら意識されてしかるべきミクリさまがほとんど意識されません。
今回、印象深かったことはいくつかあります。
1つは、敗北して私服に着替えるノゾミやハルカです。敗北した後ヒカリに話しかけるノゾミはその時点で既に私服。表彰を客席から見ているハルカも既に私服です。このステージ衣装から私服に変わるところが、ハレの空間から日常に復帰する象徴的な演出にも見えます。ハレの空間での勝敗は、日常空間には引きずらない訳ですね。両者は断絶している別空間だから。
更に言えば、ミクリカップという大会そのものが、通常の大会と違うハレの空間そのものかもしれません。
もう1つ、別れ際のハルカ、ヒカリ、ノゾミの3人の会話を見ていると、明らかにハルカはヒカリやノゾミよりも一枚上手のベテランに見えるところも気になります。それにも関わらず、ハルカは対等を装っているようにも見えます。
そう考えると、ファイナルのハルカの戦いも引っかかるものがあります。戦い方が比較的単調であり、しかもヒカリの敵愾心を煽るかのような悪役っぽい表情も作って見せます。つまり、ハルカの真の目的は、大きな実力によってライバルを倒しつつヒカリとのバトルにまで持ち込み、ヒカリとのバトルではあえて互角の戦いをして僅差で勝たせる(あるいは勝たないまでも互角の戦いをさせてあげる)ことなのかもしれません。
更に言えば、もしかしたらミクリもそのことを分かっていた、あるいはミクリ自身も同じ意図を持っていて、ヒカリに対して表彰式で大きく称える言葉を与えたのかもしれません。
ここで、ハルカとミクリからヒカリが受け取ったものは、自分の価値を信じる心であり、勝つこと、評価されることの大きな喜びです。それによって後押しされたヒカリは、もっと前に進むことができるでしょう。
ちなみに、ハーリーとの付き合いが長いハルカであれば、真意を隠したこの程度の演技はできて当然でしょう。
……というのは、無根拠な単なる感想なので信じてはいかんぞ!
今回の一言 §
OPのアレンジ変わりましたね。
この「同じ歌のアレンジを変える」というのは、1つの歌を大切にする良いやり方だと思います。
今回の演出 §
ミクリ様の後ろ姿とパネルにうつる顔アップが同時に見えるレイアウトは見事。ミクリさまの魅力を大きく引き出しています。(←ポケモンコンテスト審査員風)